ペンギンリーダーズは相変わらずサクサク読めて楽しくなる。
特に、今までなぜか手に取らなかった映画のノベライズシリーズが思いの外面白くて夢中になっています。
ところで、このタイトルの500点台というの早く卒業したいなあ(笑)自分でつけといて、恥ずかしさもある。だけど本当に洋書が好きで挑戦したい人にとって、少しでも希望になればいいなと思ってつけています。
『FORREST GUMP』(Penguin Readers: Level 3)
言わずと知れた1995年公開の『フォレスト・ガンプ/一期一会』のGR版です。こちらも『JAWS』同様、原書に沿って書かれており、映画と少し違います。
さらに原書がかなり長いのに、GR版ように短くかいつまんでいるのですごいスピードで話が進んでいきました(笑)
特に後半は、適当すぎるだろ!とつっこみたくなるところも。実際、このペンギンの『フォレスト・ガンプ』はかいつまみ方が雑すぎてネット上では「微妙かも…」という感想が散見されました。
が、私はこの雑さが好きで、後半にかけて駆け足になるテンポ感がいいなあと思いましたね。せっかちな人には気持ちのいい駆け足っぷりです。
原書はこちら。
あらすじ
フォレストは知能指数が低く、幼少期はいじめられてばかり。しかし、幼馴染のジェニーと出会い、友達になります。大学に入るときはアメフトの選手として大活躍しますが、進級できずに退学となり選手の道も閉ざされ…何度困難が訪れても、いつも切り抜けてしまう数奇な運命を描いた作品。
感想と単語の理解度
映画で観ると丁寧に細部が描かれていて、なかなか突拍子のなかったエピソードに合点がいきました。が、ペンギンリーダーズでは唐突にチャンスが降ってきて、唐突にものにしていきます。その潔さが気持ち良くもあり、余韻のないまま次の展開に進むせわしなさも感じました。
作中ではアメフト選手、兵隊、宇宙に行く人、レスラー、チェスの選手、エビの漁業など様々な仕事で成功(そして失敗)します。その時々に出会う人たちも興味深く、引き込まれるストーリーでした。
単語はいくつかわからないものもありましたが、辞書引かずに進んでも内容が理解できる程度。ときどき文法的に文意がとれない会話文がありましたが、こちらもストーリーを追うのに遜色ない程度でした。
まとめ
総評して個人的にはすごく楽しめました!あとは語数もそこそこ稼げたので満足です。手に取る価値はあると思います。あとは、今回セカンドハンド本なのでマーカーやアノテーションがはじめから入っていました。英語で補足的にアノテーションされており、すごくワクワクしましたね。私も本と対話するように読みたいです。
過去のPenguin readersはこちら。
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