【夏の洋書市】BKT BOOK HAUL 2023 洋書の購入品紹介

お久しぶりです!

今年もBooks Kinokuniya Tokyoの夏の洋書市に参加してきました。7/6〜7/17までのあいだに私が訪れたのは計4回!

新宿を通るたびに、素敵な本との出会いはないかとBKTに寄っていました 🙂
そして今回私が夏の洋書市で購入したのはこの4冊。

どれも運命的な出会いだったので、決め手と共に記録していきます。

目次

BKT夏の洋書市での購入品

今回の購入品はこちら。

Catch the Light – Kate Sweeney

The Sunshine Sisters – Jane Green

Atomic Habits – James Clear

Sourdough: or, Lois and Her Adventures in the Underground Market: A Novel – Robin Sloan

決め手は過去の自分からの成長を感じさせるあらすじ

YAボックスにあったKate Sweeneyの“Catch the Light”は、初見でしたが裏表紙のあらすじに惹かれて購入。

父の死を経験した少女が、ロサンゼルスからニューヨーク北部の田舎町に引っ越すことで再出発するという物語だそうですが、あらすじからもその描写のみずみずしい文体の魅力が滲んでいました。

特にsunny Los Angelesから引っ越したという描写や、キーワードとして出てくる親友、姉、遠距離恋愛中のボーイフレンドなんかも思春期特有のきらめきを内包しているように感じます。

既に体験してきたティーンの頃の危うげな輝きと、彼女が背負うものから乗り越えていこうとする姿が気になり手に取った作品です。

リンクはKindle版なので、ペーパーバッグが気になる方は要注意。
ただKindle版のほうがちょっぴり安かったです。

あわせてあらすじが気になったのはこちら。

ハリウッドスターの娘たちのお話しだそうで、こちらは普通のフィクションボックスから発掘。
映画業界で仕事をしていたので、なんとなくこういう話に手が伸びてしまいがち。

あらすじの内容はそれなりの重さだけど、筆致的にはもう少しライトに読めるんじゃないかと期待しています。

もう秋になっちゃうけど、この真夏感たっぷりの表紙も購入時期のバイブスに合っていました。

that girlに憧れすぎて定価で購入

海外で人気のThat girlというコンテンツ。
いわゆるイケてる女の子というニュアンスなのですが、今productiveでhealthyな女の子たちのマストハヴは“Atomic Habits”なんですって。

おしゃれ女子たちのあいだで、インスタグラムやTikTokでのAtomic Habitsの投稿は話題で、内容の要約を出しているポストも。

邦訳されて、「内容がいいよ」と評価されている頃はそこまで興味がなかったのですが、あまりに若い子たちやproductive系コンテンツの人たちに人気なのでついついバーゲン品じゃないのに購入してしまいました。

ちなみにこの本、BKTの本棚に作ってあったランキングでも1位。

やっぱりすごく人気なんだなあと実感。発売から5年近く経っていたのでディグればセールボックスから出てくるかなと思っていた自分が甘かった……。

こちらは値崩れしておらずKindle版もペーパーバッグもほぼ同じ価格帯。
さすがのベストセラー!

ロビン・スローンと再会

誰もが「忘れられない読書体験」というものを人生で何度か経験してるでしょう。

私にとってその体験が、ロビン・スローンの『ペナンブラ氏の24時間書店』でした。
当時はまだハードカバーしかなかったのですが、今は文庫で手に入るのでぜひ本好きさんには読んでほしい作品。

というのも、この本はGoogleなどのテック企業と、ミステリとファンタジーとビブロフィリアを掛け合わせたような現代の読書家のバイブルのような本。

本とインターネットが好きなら誰しも夢中になれる本だと思います。
そんな『ペナンブラ氏の24時間書店』を書いたロビン・スローンの本を偶然フィクションボックスで発見して、狂喜乱舞して捕獲。

ただ、謎が残るのはなぜ「Sourdough」なのか……。
この作品は邦訳もされているのですが、タイトルは『ロイスと歌うパン種』。

意味がわからん。

けどそうなるよね、と思って。パン種になるよね、翻訳したら。

あらすじ自体も素っ頓狂で、激務のIT企業勤務のロイスが歌を歌う不思議なパン種をもらってロボットアームを使ったパン作りをするというもの。

私はてっきりロビン・スローンのキーワードは「書店、古くからの、地下、アカデミア、ロマン」かと思っていたので、まさかの「テック企業、地下、不思議」がピックアップされた作品が出てくるとは思わなくて。

けれどロビンらしいアクロバティックな物語になっているんじゃないかなと期待が持てます。

まとめ

というわけで、今回はこの4冊を購入しました。

現在読んでいるのは年始の丸善のセールで購入した“Maggie Blue and the Dark World”。

とんでもなく時間がかかっていて、やっと2/3というあたりなのですが、このまま読了まで駆け抜けたいと思います。

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この記事を書いた人

洋書を読めるようになりたくて奮闘中。
フリーランス / 翻訳学習ちょっぴり / TOEICたまに受験
世界中の素敵な本と出会いたい愛犬家。

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